「やってみたい」が育つ教室の毎日
新年度が始まって3か月。
教室では、お子さまたちが安心して過ごせるようになり、自分から活動へ向かう姿が増えてきました。
最初は周囲の様子を眺めていた子も、自分で教具を選び、繰り返し取り組み、活動を終えるまで集中できるようになっています。
子どもの成長は、一日で大きく変わるものではありません。
毎日の小さな積み重ねが、自信や意欲につながっています。

年齢に合わせて育つ「できた」の積み重ね
ピッコロ・ステッラコース(0・1歳)
教室にもすっかり慣れ、それぞれが好きな活動を選び、落ち着いて過ごせるようになってきました。
この時期の子どもにとって、教室が「安心して過ごせる場所」になることは、何よりも大切な土台です。
安心できる環境があるからこそ、自分から手を伸ばし、「やってみたい」という気持ちが自然に生まれてきます。
今月は「手を洗う活動」の提示も行いました。
小さな手で丁寧に水を流し、石けんを使い、手を拭く。
その一つひとつの動作に集中する姿は、この時期ならではの真剣さに満ちています。
手を洗う、ものを運ぶ、扉を開ける。
大人にとっては日常の動作でも、子どもにとっては「自分でできた」という喜びにつながる大切な経験です。
保護者の皆さまにも、お子さまが真剣に取り組む姿をご覧いただく機会となりました。
フィオーレコース(2歳)
保護者と離れて過ごすことにも慣れ、自分でできることが少しずつ増えてきました。
入室すると、自分でバッグを片づけ、活動を選び、場所を整え、終わったら元の場所へ戻す。
そんな一連の流れが、少しずつ自然にできるようになっています。
数か月前と比べると、その落ち着きと自信の成長を感じます。
集中して取り組める時間も長くなり、「自分でやってみたい」という気持ちが、行動へとつながる場面がたくさん見られました。
ある子は、一つの活動を何度も何度も繰り返していました。
大人には「もう十分では」と思える場面でも、子どもにとっては、その繰り返しの中に大切な学びがあります。
もちろん、毎日思うように活動できるわけではありません。
うまく気持ちを切り替えられず、涙が出てしまう日もあります。
そんな日も含めて、一人ひとりの育ちのリズムを大切に見守っています。
うまくいかなかった経験も、次への力になっていくと信じながら。
幼稚園児クラス
ご家庭へのプレゼントとして、廃材を利用した芳香剤づくりに取り組みました。
材料を選び、組み合わせ、最後まで仕上げる中で、「誰かのためにつくる喜び」も感じられたようです。
リトミックでは、自分たちでペアや輪を作り、友だちと主体的に関わる姿が増えてきました。
また、モンテッソーリ教具「色付き円柱」では、
- 見て、
- 触れて、
- 比べて、
分類する。
こうした体験を通して、将来の学習につながる知性の基礎を育んでいます。
小学生クラス
今月は、連射式輪ゴム鉄砲づくりと豆腐づくりに挑戦しました。
輪ゴム鉄砲では、
- もっと遠くへ飛ばしたい
- 連射できるようにしたい
という思いから、試作と改良を繰り返しました。
豆腐づくりでは、大豆とにがりという身近な材料から豆腐ができる過程を体験し、「なぜ固まるのだろう」と考える姿も見られました。
幼児期に育てた「やってみたい」という気持ちは、小学生になると、
- もっと工夫したい
- もっと知りたい
という探究心へと育っていきます。
研究テーマを調べ、自分で選ぶことで、追求する気持ちが高まります。

五感を使った体験が未来の学びにつながる
幼児期は、五感を使って世界を知る大切な時期です。
- 見て、
- 触れて、
- 動かして、
考える。
その積み重ねが、知性の土台になります。
そして、その土台は小学生になると、ものづくりや自由研究、探究活動へと自然につながっていきます。
AIが急速に発展する時代だからこそ、
- 自分で感じ、
- 考え、
- 工夫し、
- 人と関わる力。
その価値は、これからますます大きくなっていくでしょう。
おわりに
子どもは、一人ひとり異なるペースで育っていきます。
教室では、その歩みに寄り添い、「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、その時期にふさわしい環境を整えています。
毎日の小さな成功体験が、自信となり、自立する力となり、やがて「もっと知りたい」「もっとやってみたい」という学びへとつながっていきます。
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